網膜の中央の黄斑部が障害され、視野の中心部分が暗く見えにくくなり、中心暗点が主な症状です。
これに伴い、視力低下や変視症などの訴えが主な症状といえます。当然視力は低下しますが、片眼だけの場合は、反対側の眼で見ていて、症状に気づかないこともあります。両眼が同時に障害されることは通常はありませんが、片眼が見えなくなった後に、数カ月あるいは数年経過して他眼も発症して見えなくなると、車の運転免許の更新はできなくなり、さらに食事など日常生活にも差しさわるようになります。
日本でも、50歳以降の世代に発祥する「加齢性黄斑変性症」が増加しており、糖尿病や緑内障と並んで視力障害を残す率が高い注意すべき病気です。